【2021年まとめ】冬の室内犬で注意すべきこと5選

朝夕は大分冷え込み、もう冬を感じる季節になりましたね。

おうちで暖房を付け始めている人も多いのではないでしょうか?

もちろん、大切なワンちゃんにも「快適に過ごして欲しい」とあったかいお部屋を用意している方も多いはず。

 

ヒーターや湯たんぽ、可愛い洋服などやっぱり自分のことよりもお金をかけてしまいますよね。

でも、その寒さ対策が実はワンちゃんを危険な目に合わせる可能性があるとしたら・・・。

それだけは絶対に避けたいところ。

 

そんな目に合わない為にも、今回は

これから冬にかけて絶対に気をつけて欲しい『冬の室内犬で注意すべきこと5選』をご紹介したいと思います!

『そんなこと知ってるよ〜』という方も、もしかしたら意外な盲点があるかもしれませんよ。最後までお付き合いいただけますと幸いです!

 

 
かつお君
暖かくしてくれるのは嬉しいけど、注意して欲しいこともあるんだベァ!
 
docan
そうだね!僕も改めて気をつけないと。一緒に見て行こう!
※この記事は、ドッグトレーナーさんおYouTubeチャンネル・獣医師さんのブログなどをギュッとまとめて記事にしました。
 私自身の個人的な見解ではございませんので、どうぞ安心してご覧くださいませ。

参考:イヌトミィいぬのきもち遠藤エマチャンネル子犬のへや

 

〜この記事はこんな方におススメ〜

⚪︎愛犬に洋服を着せている方
⚪︎犬用暖房器具の購入を考えている方
⚪︎愛犬に留守番をさせることが多い方
⚪︎初めて愛犬と冬を越す方
⚪︎寒冷地にお住まいの方

 
 

 

NG① お洋服の危険

洋服

『犬は寒さに強い』と言うのは昔の話。

室内で暮らしている犬は、体温調節が苦手で犬種に関係なく寒さに弱くなっています。

特に、

  • 子犬
  • シングルコートの犬
  • シニア犬
  • 小型犬
  • 短毛種

はめっぽう寒さに弱いとのこと。

 

そんなワンちゃん達にはお散歩に行く時には、【冬用のお洋服】を着せてあげるのがおススメですが・・・

そこに危険が潜んでいます。

 

それは、『室内にいる時もウェアを着せたままにすること』です。

お洋服を着せたままにすると

  1. 暑くなりすぎて体調を崩す
  2. 蒸れることで皮膚病になる
  3. 皮膚が擦れて痛くなる
  4. 犬の性格によっては、精神的にストレスになる

のような危険が潜んでいます。

ちなみに、うちのかつお君はお洋服が大嫌いで脱ぐとソファに体を擦り付けてストレスを解消します。

洋服を着せることで愛犬はチャーミングになりますが、

おうちの中で着せっぱなしにするのは絶対にやめましょう。

 

 
かつお氏
僕たちは、自分で脱いだりできないんだ。だから、飼い主さんが守ってあげて欲しいんだベア!
 

 

靴下

お洋服と同様、「夏」や「雪の上」でお散歩する時以外は靴下は脱がせてあげて下さい。

お部屋にいる時も、靴下を着用したままにすると『肉球が弱くなり、出血しやすくなる』からです。

 

また、足を覆うことになり、汗と体温で蒸れて靴下の中が高温多湿に。ジメジメした環境は雑菌が繁殖しやすく、靴下にも雑菌が付着します。

そうなると、匂いがきつくなったり、肉球が炎症を起こす危険性もあるので、靴下はこまめに洗濯して清潔な状態を保つようにしましょう。

 

 
かつお氏
僕は靴下は大嫌いなんだ。でも、夏の暑さを和らげる効果もあるからメリットもたくさんあるベァ!

 

 

NG② 電気カーペット・ヒーターなどの危険

私達も寒くなると、カーペットやこたつを使いますよね。

暖房よりも、足があったかくなるのでついつい頻繁に使いがちです。

もちろん、使うことには全く問題ありませんが、快適な道具の中にも犬にとっては危険になりうることがあります。

細かな点もありますが、大切な愛犬を守るため、一度見直してみて下さい。

電気カーペット(人間用・犬用)

電気カーペットでは、

  1. 低温火傷
  2. コード噛み
  3. カーペット上のおしっこ
  4. 水飲み後のポタポタ

に気をつけましょう。

特に③・④は意外に知られていないことですが、低温火傷の危険を高くする要因になりますので注意して下さい。

ヒーター(人間用)

人間用ヒーターでは、

  1. 低温火傷
  2. 目の乾燥
  3. 被毛の焦げ

に注意して下さい。

犬は、設定温度を変えることはできないので、飼い主さんがこまめに設定してあげましょう。

ヒーター(ペット用)

ペット用ヒーターの注意点は、

  1. ベッドや毛布の下に敷く(低温火傷)
  2. 飼い主が在宅時にのみ使う(コード噛み頻繁)

です。直接、犬にヒーターが当たってしまうと低温火傷の可能性があるので避けましょう。

また、飼い主さんが外出時に使用するのはおすすめできません。

人間用カーペットでもありましたが、ヒーターのコードを噛んで断線させてしまうワンちゃんが非常に多いようです。

もし、不在時にそんなことがあったら・・・

とても怖いですよね。

使用の際は、必ず在宅時に。また、外出する時は片付けてからお出かけしましょう。

こたつ

こたつでは、

  1. 低温火傷
  2. 脱水症状
  3. 皮膚の乾燥

に注意しましょう。

特にこたつは、私たちも活用する時間が長いですよね。

飼い主さんが快適に過ごしている間に、愛犬に症状があらわれていることがあります。

テレビを見ながらでもいいので、少し気にかけて下さいね。

脱水症状を起こさない為の、給水器具は下記の『水の与え方の危険』にてご紹介しておりますので是非ご覧ください。

 

 
かつお氏
暖房器具は、飼い主さんがいる時だけにして欲しいベァ!悪さしちゃうんだ

NG③ 乾燥の危険

帰って寒いと真っ先に暖房のスイッチをつけてしまいますよね。

特に雪国では、もう10月前半からスイッチオンです。

そんな手軽な暖房器具も、人間だけでなく愛犬も注意して欲しいことが。

乾燥
逆くしゃみ

乾燥

人間と同じように、犬も室温は20℃前後(18℃〜22℃)が快適に過ごせる温度です。

また、湿度は40%〜60%を保ちましょう。

普段、湿度を気にせず暖房を使っている方はこれを機に加湿器を使ってみてはいかがでしょうか?

注目加湿器に次亜塩素酸は要注意
次亜塩素酸は、酸化作用により除菌やウイルスを不活性化する効果があることが知られています。加湿器に次亜塩素酸水を入れて空間噴霧する使用方法を案内する製品が多く販売されていますが、現時点では薬機法に基づいて品質、有効性、安全性が確認され、「空間噴霧用の消毒剤」として承認が得られた次亜塩素酸水はありません。次亜塩素酸水のミストが人の目に入ったり、皮膚に付着したり、吸入されたりするおそれのある状況で空間噴霧することはおすすめできません。
また、次亜塩素酸水は液性によって金属をさびやすくする作用があると言われています。
人がいない場所であっても、次亜塩素酸水を空間噴霧する場合は、小型の家電製品は片づける、大型の家電製品はミストが直接当たらないようにするなど、金属のさびを防止する工夫をしましょう。
家電製品のさびはわずかであっても、接触不良などの不具合につながる危険性があります。

 

逆くしゃみ

乾燥すると、『逆くしゃみ』を起こしやすくなります。
特に鼻の低い犬は、症状が顕著にあらわれます。
逆くしゃみは、通常のくしゃみとは対照的に、鼻腔から空気を急激に吸い込むことで起こります。
チワワやトイ・プードル、パピヨンといった小型犬で、「ブーブー」といった豚の鳴き声のように鼻を鳴らしていたら、逆くしゃみと言えるでしょう。
犬にとっては、逆くしゃみは苦痛ではないと言われていますが見ていても何だか心苦しくなります。
私たち飼い主が乾燥対策をしっかり行うことで、犬も快適に過ごすことができるのであれば、それに越したことはありませんよね。
今一度、乾燥対策について考えて見てはいかがでしょうか?
 
 
かつお氏
僕のおうちは薪ストーブなんだ!加湿器も置いてくれているから快適なんだ!
 
docan
以前は、次亜塩素酸入りの加湿していたけど怖さを知ってからやめたんだよね!

NG④ 水の与え方の危険

水の与え方は、意外に見過ごしてしまう盲点です。

冬は、暖房器具を使うのでどうしても乾燥気味になりがち。

そうなると、もちろんワンちゃんも普段よりも多くの水分を欲することになります。

そこで重要なのが、『水の与え方』なのです。

みなさんは、どのような給水装置を使われていますか?

恐らく、ほとんどの方が「先端ボール式ノズルタイプ」をお使いではないでしょうか?

ノズル式タイプの給水器

もちろん、欲しい分だけ水が出てくるので犬にとっても心地よい給水ができますね。

しかし、乾燥しやすい「冬」にはあまりおすすめできないのです。

乾燥して喉が乾くとお水をガブガブ飲みたい時に少しずつしか出てこないノズル式給水タイプだとストレスが溜まるんですね。

私たち人間も、スポーツをして喉が乾いた時に一滴ずつしか出ないスポーツドリンクがあっても絶対に買わないですよね。

 

そこで、おすすめしたいのは『受け皿タイプの給水器』

 

うちのかつおは、通年で受け皿タイプを使っています

 

受け皿タイプだと、好きな分だけ好きなだけ飲むことができます。

更に、上に向いて飲まなくていいので、「ガハッ」とむせることもありません。

うちのかつお君は、ノズル式給水タイプだと毎回むせて可哀想だったのでこちらの受け皿タイプに変えました。

それ以来、一年通してこのタイプを使っています。

唯一、デメリットがあるとすれば、「飲んだ後、水がしたたれ落ちる」ことくらいですねw

しかし、それくらいはワンちゃんが快適にお水が飲めるのであれば大した問題ではありません。

皆さんも、この冬をきっかけに給水器を見直して見てはどうでしょうか?

 

 

 
かつお氏
僕はお水を飲むのが下手だから、ノズル式だとむせちゃうんだ。それに、飲みにくいから嫌だ!

 

 

NG⑤ ゲージの危険

犬にお留守番をしてもらう際に、ゲージに入れておく人も多いのではないでしょうか?

おうちの中に自由にいてもらうよりは、安心ですよね。

そこで、注意して欲しいことがあります。

毛布は全部を覆わないこと
ストレス

毛布は全部を覆わないこと

布団または毛布をゲージ全部に覆い隠すように被せるのは、あまりおすすめではありません。

中に熱がこもりすぎてしまった場合、犬は逃げる場所がありません。

ましてや、飼い主さんがいない状態の時にそんなことになっても、誰も気付くことすらできません。

※必ず全部を覆ってはいけないわけではありません。場合によっては、しっかり温めてあげることもあります。
オススメの方法は、『半分だけ覆ってあげる』ことです。
そうすれば、熱がこもりすぎることもなく、犬が暑いときも空気の流れがあり避難できます。
犬だって、気持ちよく過ごせる場所は自分で決めたいもの。
私たちのエゴだけで判断しないように気をつけましょう。

ストレス

ゲージを毛布で覆うことで、ストレスを感じるワンちゃんもいます。

うちのかつお君は、元々ゲージが嫌いで更に毛布をかけていたので、小さい頃はお留守番の度にストレスだったと思います。

私も少し反省です。

ゲージだけでなく、薄暗い場所になると不安になりワンちゃんもいるかもしれません。

飼っている犬の性格をよく観察して、少しでもストレスにならないよう考慮していきましょう。

 

 
かつお氏
ゲージに入っているだけで、実はストレスになっている友達はたくさんいるんだベァ。好きな子もいるけどね!
 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

急に寒くなってきたこの頃。きっと家族みんなで暖をとる機会も増えていることでしょう。

そんな何気ない毎日に、たった一つでもプラスすれば大切な愛犬を快適に過ごせる環境を作ってあげることができます。

実際に、docan家では薪ストーブがあるのですが、

火を焚いている時は、「温度」と「湿度」をしっかり管理するように心がけております。

少し暑いと、かつお君は玄関の隙間風のある方へ移動するのです。

犬には、必ずそれぞれの快適な場所があるはずです。

 

お留守番をしてもらっている時、知らず知らずにその場所を奪わないよう、

また、軽い気持ちで大切な愛犬を危険にさらすことが決して無いように、もう一度、今冬の過ごし方を見直してみませんか?

皆様にとって、大切なワンちゃんとの時間。

これからも、ずっと楽しく暮らしてけるよう、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

 
かつお氏
パパ、この冬はいつも以上に僕のことを考えて欲しいんだベァ!たくさんママとパパといたいんだ!
 
docan
そうだね!かつおにはずっと元気でいて欲しいからね!(いや・・・いつも考えているけどな・・・)
 
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